2021年10月21日

⑭ ある牧師の話

彼女は新潟の大きな農家の長女として生を得ました。
いわゆる地主として、広い農地と小作人がいて、
裕福だったそうです。
「ほかの内は真っ白なご飯なんて、
そんなに食べられなかったけれど、
うちはいつでも食べられたのよ。」
兄が二人と妹がいましたが、 長男は太平洋戦争で出征し、
帰郷はならなかったようです。
「当時はね、優秀な長男はみんな戦争でとられてね。
残ったのはろくなもんじゃない。」とよく愚痴っておりました。
父は、家長として厳格な人で、
ときには優しく思いやりのある人だったそうです。
「私は、父に連れられていろんな所へ行きましたよ。
妹はそういう記憶がないそうですが、
わたしは本当に父の仕事やら、付き合いやら、
いろんなところを見てまわったもんです。」



christ7lola at 09:34コメント(0) | Poem Diary   このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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